ブログで稼ぐには100記事目指そう!って教わることが多いと思いますが、どうして100記事を目安にしているか知っていますか?
そう、切りが良いから(ΦωΦ)
というのは、半分正解で半分不正解です。(笑)
理解力に乏しい人は「OK!わかった、100記事書けば絶対に稼げるんだな?書いてやるよ!」と300~500文字くらいのどうでもいいような記事を書いて、「おい!100記事書いたけど稼げねーじゃねーか!」とわけのわかんないクレームを入れてきます。
そうではありません。
正直、ブログで稼ぐために重要なのは、記事数ではなくキーワードやその記事の中身です。
ただ、だからと言って記事数がまったく意味のないものというわけでもありません。
今回は、ブログの記事数とアクセス数について、僕が初心者の頃にはじめて作ったブログのデータを元に解説してみようと思います。
ちなみに、そのブログはトータルで800万以上のアフィリエイト報酬を届けてくれた愛すべきブログですので、きっと面白い内容だと思います。(オチ付き)
ブログを100記事書きましょう!の真意
おそらく、100記事書こうね!と教えてくれる人は、正しくはこう言っているはずです。
「検索意図を満たした質の高いコンテンツを100記事書けば、アクセスが増えて稼げるようになるよ。」って。
大事なのは「質の高いコンテンツ」と「アクセス数」です。
100記事書くことで稼げるようになるわけではなく、100記事くらい書けば、どんなにセンスがなくても色々なキーワードでアクセスが集まってくるから、どっかで当たり記事が生まれます。
だから、
「とりあえず書けや」
と言っているわけです。
正直、100記事というのは教える側にとって都合のいい単位でしかないんですよね。
初心者にしてみたら100記事を書くってすごく大変な作業です。
でも、ブログで稼ぎたいという人は年々増えています。
その中には「意識の低い、楽して稼ぎたい民」もいるわけです。
いますよね。「何か楽して儲かる仕事ないかな~」っていい年こいて夢見てる人。
そういう人に「100記事書きましょう!」って言ってもほぼ間違いなく挫折します。
これを狙った言葉でもあるわけです。
だって、意識の低い人は100記事も書けませんから。
つまり、「100記事書こう!」はふるいにかける言葉なんですね。
最低でもブログを100記事くらい書く根性がないとブログ業界では生き残れーよっ!
って言いたいわけですね。
ですので、ブログで稼ぎたいなら、楽して稼ぐ方法を探すのではなく「100記事くらい余裕で書いてやるぜ!だから稼ぐ方法を教えてください!」くらいの意識を持たなければならないということです。
記事数が増えればある程度ドメインパワーがつく
ただ、だからと言って100記事にまったく根拠がないわけではありません。
実は、100記事という目安には明確な根拠もあります。
それは、ドメインパワー。
ドメインパワーとは、そのままドメインの力を示す言葉ですが、Googleは、更新頻度が高く、運用歴の長いサイトを信用するクセがあります。
もちろん、運用歴が長いサイトが上位表示されるという約束ではありませんが、アルゴリズムの中に含まれていることは確かです。
また、記事数が多いということは、それだけ更新されているということになりますので、これもまた信頼に繋がります。
Googleは、更新頻度が高く、運用歴の長いサイトはそれだけで評価に値すると言っているんですね。
人間社会に例えると、勤続年数みたいなもんです。
新入社員は入りたてなので、まだ会社に信用されないひよっこですよね。でも、10年働き続けている人はある程度信用されているって感じです。
もちろん、10年働き続けていたとしても使えない人はいます。
そういう人は、ブログで例えると価値のないコンテンツしか提供してない人ってことですね。
逆に、短い勤続年数でも実績さえ出せば会社に信用されます。
つまり、新規ドメインでも毎日1記事でも書き続け、3ヶ月~半年で100記事くらい書けば「お、こいつ頑張ってんな!」とGoogleに評価されるという感じです。
3ヶ月で10記事書いて「やってらんねーよ!」って言う人と、3ヶ月で100記事書いて「自分はまだまだこれからっす!」って言う人、どっちが信用できますか?
当然、後者ですよね。
この信頼の目安が100記事って感じで、期間にすると3ヶ月~半年です。
初心者が100記事書いたブログのアクセス数
では、次にアフィリエイトを初めて間もない初心者(当時の僕)が100記事以上書いたブログのアクセス数を公開してみたいと思います。
予備データとしてはこんな感じです。
- ブログ開設は2013年8月
- 記事数は204記事
- はじめての大型ブログ
- まだSEOの知識全くなし
- ジャンルは育毛系
- 2014年12月に更新をストップ
- どうなった?
2013年8月にブログをスタート
僕は、2013年の2月ごろからアフィリエイトに興味を持ち始め、最初は無料ブログを量産するやり方で稼いでいました。
でも、無料ブログでは月に10万が関の山だなと悟り、その後WordPressを使うようになります。
最初はペラサイトの量産もやっていましたが、なんか面白くなくなってもっと質の高いサイトを作りたいと思いだしたんです。
それが2013年の8月18日。
当時はこんなペースで記事数を増やしていました。
この当時、僕も同じように「100記事書けば稼げるよ!」って教わったので、その言葉を信用して1日2記事ペースで更新していました。
この頃の僕は、かなり追い込まれた状況だったのでがむしゃらに記事を書いていました。
その結果、100記事を約一ヶ月半で書き終えたのです。
では、アクセス数はどうなったかというとこんな感じです。
最初の1ヶ月で35記事書き769PV、そして2ヶ月目ですでに1万PVを超え、3ヶ月で2万PVを集めるブログを作ることができたんです。
ちなみに、この時のアフィリエイト報酬は12月の時点で30万円を超えていたと思います。
このとき、158記事です。
2014年の更新頻度
とりあえず、100記事という目標を達成した僕は、ここから急激に更新頻度が下がります。
しかし、アクセスは伸び続け、2014年の9月(約一年後)には44,790PVを獲得。
このように、スタートダッシュをしっかりとすれば、その後の更新が月に2~7記事でもアクセス数は右肩上がりになることがわかりました。
ちなみに、この頃にはアフィリエイト報酬も100万円を超えていました。
しかし、僕はここでミスを犯すのです!
100記事以上あるブログでも更新をやめるとこうなる
よく、ブログは資産になる、一度作ればほったらかしでも稼ぎ続けてくれると言われますが、それは正しい情報ではありませんでした。
確かに、稼ぎ続けてはくれますが、全盛期と比べると全然稼ぎ続けてはくれません。
その証明が僕にはできます。
僕は、アフィリエイト報酬が100万を超えたあたりで天狗になりました。(具体的には2014年の12月頃から)
「もう何もしなくても毎月100万入ってくるぜ!」
と調子に乗っていたのです。
そして、しばらくアフィリエイト作業を放置して、遊び呆けていました。
この頃には、立ち上げた当初は愛していたブログに対する熱も冷めてしまい、更新するのが面倒になっていたんですね。
その結果!
そのブログは機嫌を損ねたかのように、アクセスが右肩下がりになっていったのです。
どうでしょう?(ΦωΦ)
更新をやめた2014年の12月ごろからアクセスがどんどん下がっていることがわかりますよね。
そして、2016年には10,000PVを切るようになりました。
ちなみに、そのブログのメインキーワードの推移はこんな感じです。
このように、ブログの更新をストップすると、徐々に検索順位も下がっていき、アクセスが減っていく様がわかります。
アフィリエイト報酬も今では、このブログからは10万円程度です。
もっと、愛し続けてやれば良かったと後悔したもんです。(笑)
もちろん、アクセスが下がり始めた時点で別のブログを立ち上げて、売上の確保はできていますが、きちんとそのブログをメンテナンスしておけばもっと安定してただろうなあと思うわけです。
結論:100記事書けば稼げる!でも愛し続けてあげて!
今回のデータは、僕がまだアフィリエイトを初めて間もない頃に作ったブログなので、正直コンテンツもしょぼく、それが原因でアクセス数が下がったとも考えられます。
なので、今同じテーマ、同じキーワードでブログを作ればもっとイケると思っています。
でも、根本的に興味のないジャンルのブログだったので、稼いでるときは愛することができたけど、軌道にのった段階で熱が冷めてしまいました。
これが、自分が好きなジャンルのブログだったら今でも更新していたのかも知れません。
そう考えると、参入ジャンルって大事だなって思います。
なので、もしもこれから100記事以上の大型ブログを作ろうと思っている方がいるなら、最初から最後までそのブログを愛してあげてください。
そして、途中で更新を止めるのは避けましょう。
月に1記事でもいいから更新を続け、時には過去記事を見直して最新の情報にリライトしてあげてください。
そうすれば、アクセス数も維持したまま、そのブログもあなたのことを愛し続けてくれるはずです。
そして、ただ何でもいいから記事を更新するのではなく、キーワード選定をしっかりとして、質の高いコンテンツを提供することを心がけましょう。