ホワイトハットSEOとか、コンテンツSEOという言葉をよく耳にするようになってきました。
そんな中、こんな情報も耳に入ってきませんか?
「もう、被リンクはSEOに意味がなくなった。」とか「被リンク当てなくても上位表示できるよ!」みたいな話。
これは、SEOにあんまり詳しくないけど、SEOで結果を出せている人が言っている話であり、正確な情報ではありません。
被リンクは今でも重要です。
ニッチでライバルがいない激弱キーワードなら、確かに被リンクなしでもある程度上位表示は出来ますが、やっぱりそこそこのキーワードで上位を狙うには被リンクの後押しが必要なんですね。
確かに、価値のないコンテンツからの被リンクはペナルティの対象です。
でも、そんなのは昔からそうだし、当たり前の話です。
ただ、最近はコンテンツが大事とか言われるようになってきて、被リンク=悪いものっていう風に捉えている人が多すぎるんですね。
でも、そうではなくて、世の中には「良い被リンク」と「悪い被リンク」があって良い被リンクは獲得していかなければなりません。
そこで、今回は自然でSEOに効果のある被リンクの獲得方法をご紹介していこうと思います。
外部リンクの獲得が難しくなってきた昨今
SEOをやっている人なら、GoogleやYahooなどの検索エンジンで上位表示を獲得するには、外部サイトからの被リンクが重要だという話は聞いたことがあると思います。
なぜ、外部サイトからの被リンクを受けると検索順位が上昇するかというと、Googleはこのように考えているからです。
ウェブサイトに貼られているリンクの数を数えれば、そのサイトの人気度がわかる。人気と質は必ずしも一致するわけではない。しかし、科学者は研究論文を書くとき、自分が参考にした発表論文を引用するが、引用することで、その論文が学究の世界で信用されたり、影響力を持つことに繋がる。つまり「引用(リンク)は重要だ」
つまり、本来リンクは、引用として考えられているわけですね。
そして、その数が多いということは信用に足るWEBサイトだと判断され、検索結果の上位にするような仕組みを考えたわけです。
しかし、そこに目をつけたSEO業者がこの仕組をビジネスにし始めました。
なんの価値もないWEBサイトを数千~数万サイト作り、そこからリンクを送るからお金ちょうだい、というビジネスです。
確かに、当時はこのおかげで、なかなか検索結果の上位に来なくて困っているWEB担当者は救われたかもしれません。
しかし、今度はこんな問題が生まれるわけです。
被リンクの数だけ増やせば検索結果の上位を取れるのなら、お金がある人だけが検索結果の上位を取ることが出来て、本当に役に立つ情報を発信している人のWEBサイトは検索結果の上位を取れないという問題が生まれたわけです。
これを、Googleは良しとしませんでした。
そして、SEO業者から購入したであろう価値のない被リンクや、自作自演の無意味な被リンクを当ててるWEBサイトに対して、ペナルティを与えているようになったんですね。
だから!
今度は、Googleは被リンクの質を見るようになったんです。
で、その質をどうやって評価するようになったのかというと、コンテンツというわけです。
Googleは今も昔も価値のあるページを上位に表示したいんだ!
その判断基準が洗練されてきただけ!
このことをきちんと理解していけば、外部からのリンクの獲得方法も見えてくるはずです。
外部リンクを獲得するために質の高いコンテンツを作ろう
今のSEO対策では、量よりも質を重視するようにしなければなりません。
コンテンツとまったく関連性のないリンクを大量に貼るよりも、ユーザーに価値を与える良質なコンテンツを作り、ユーザーから自然なリンクを集めているサイトの方がGoogleに評価されるようになったんです。
これが今のスタンダードです。
それは、つまりコピーコンテンツや簡単なリライト記事でサイトを構成しても検索エンジンからは評価されないということです。
逆に、Googleからこのコンテンツは他のサイトには書いてない一次情報を掲載しているから、ユーザーの役に立つだろうと判断されれば検索上位を狙えるということです。
そのためには、コンテンツに独自性や網羅性が必要になってきますよね。
また、そういったコンテンツはFacebookやTwitterでのシェアも増え、まさしく自然な被リンクを獲得できることに繋がります。
つまり、まずは人間が見て、そのコンテンツが面白いのかどうかを優先するべきということなんですね。
以前のように、Hタグの正しい使い方がどうとか、キーワードの比率がどうとかよりも、検索エンジンを使っている人にとってその情報が役立つものかどうかを考えなくてはならないということです。
そして、本当に役に立ち、面白い情報なら勝手にユーザーがシェアしたり、ブログで紹介してくれるようになるということです。
SNSを活用して露出を高めよう
質の高いコンテンツを作っても、そのまま放置していては自然な被リンクの獲得はできません。
作ったWEBサイトにユーザーを集めるためには、SEO対策はもちろんのこと、SNSなどを活用して流入を増やしていきましょう。
具体的には、Facebookで友達を増やしていき、Twitterではフォロワーを増やしていき、ブログを更新するたびにSNSにアップしていきます。
そうすることで、検索エンジン以外からのアクセスを集めることができるし、その記事を読んだ人が役に立ったと思えば、またSNSでシェアされる可能性も高くなります。
それを狙うために、WordPressのテンプレートにも最近は標準でSNSのシェアボタンが設置されていることも多いですよね。
もちろん、なんの役にも立たない記事をSNSにアップしても迷惑でしかありません。
だから、SNSを使っている人にも面白い、役に立ったと思えるような情報を書いていきましょう。
また、特にSNSで拡散されやすい記事は「誰かに教えたい!」という気持ちにさせるような記事です。
例えば、思わず涙するような感動のストーリーや、ものすごく便利な裏技の話など、ユーザーが「これは誰かに教えて自慢したい!」と優越感に浸れるようなコンテンツがSNSではシェアされやすいです。
逆に、あまり人に知られたくないような情報はシェアされにくいこともあります。
例えば、画期的に薄毛を治す方法とか、ワキガを一瞬で治す方法など、そのコンテンツを読んで役に立ったと思ったとしても、人に知られたくない悩みの場合シェアされにくいことがあります。
また、アフィリエイター目線で考えると、何かの商品のお得情報はシェアされるんじゃないかと思うかもしれませんが、ユーザーはそれを嫌うこともあるので注意が必要です。
売り込みされてる感じが伝わってしまうとシェアしたくならないですよね。
新規で立ち上げたWEBサイトは、検索結果でも上位に来ていないし、露出が極端に少ないです。
なので、あらかじめSNSのアカウントを充実させておくと、立ち上げ当初からアクセスを集めることも可能です。
サテライトサイトを活用する
メインで運営しているサイトとは別に、SEO対策のために作られたWEBサイトのことをサテライトサイトとか衛星サイトと呼びます。
自作自演の被リンクはGoogleは良しとしていないと話しましたが、やり方次第ではサテライトサイトはユーザーの役に立てることができます。
考え方としては、被リンクを送るためのサテライトサイトではなく、ユーザーを満足させるためにはサテライトサイトがあった方がいいだろうという考え方です。
サテライトサイトの活用例
例えば、あなたがメインで作っているサイトが育毛剤の商標名で狙うサイトだとします。
商標名で上位表示を狙うのだから、当然その育毛剤の商品名を知っているユーザーがターゲットになります。
しかし、その商標名はライバルが強く、コンテンツだけでの上位表示は難しいとします。
こんな時に、視点を変えたサテライトサイトを作ります。
考えるべきは、育毛剤を欲している人は何に悩んでいるのか?という点です。
当然、育毛剤を商品名で指名検索する人は「薄毛に悩んでいる」と予測できますよね。
そこで、商品名とは別に薄毛で悩んでいる人が検索しそうなテーマのサテライトサイトを構築していきます。
例えば、「薄毛でも似合う髪型」とか「マッサージで薄毛を改善する方法」などを紹介するサイトです。
メインサイトは商標名で上位表示を狙っているから、薄毛でも似合う髪型とかの情報は扱いにくいのですが、サテライトサイトなら可能ですよね。
それに、育毛剤が欲しい人は髪の毛が薄い可能性もあるので、薄毛が治るまでは髪型でごまかすしかありません。
つまり、そのユーザーの役に立つ情報でもありますよね。
そのサテライトサイトから、薄毛を治すのにおすすめな育毛剤を紹介するサイトへ誘導することは悪いことでもなんでもなく、ユーザーの悩みを解消するための提案をしているだけです。
これがペナルティの対象になることはありません。
また、サテライトサイトとメインサイトはドメインもサーバーも分けることで効果が上がります。
Googleに嫌われる外部対策とは
では、ここからは逆にGoogleに嫌われてしまう外部リンクの獲得方法をご紹介します。
このやり方をしてしまうと、ほぼ間違いなくGoogleにフられます。
外部リンクの購入
外部リンクを販売する業者は、一時期に比べるとかなり少なくなりましたが、まだまだ存在しています。
僕の経験上、買ってもいい業者は何件かはあるのですが、それでももう外部リンクは買わないほうが無難です。
それに、基本的にSEO業者が販売している外部リンクは月額制です。
毎月数万円も払ってSEO対策をしてその結果ペナルティを受けたとしてもSEO業者を攻めることはできません。
また、逆に効果があったとしたらお金を払い続けなければなりません。
やめたくなったとしても、やめられない魔力がペイドリンクにはあるんです。
あくまで、外部リンクは自然に集めることが大切です。
ディレクトリ登録・相互リンク
以前は、ヤフーカテゴリに登録されているサイトからの被リンクは強力だと言われていましたが、それも結局はリンクの売買とみなされるようになり、今では効果を失いました。
また、ブログランキングなどに登録している別サイトのオーナーにメールをして、お互いのサイトをリンクし合いましょうという相互リンクも流行ったが、今ではどれほど効果があるかわかりません。
もちろん、相手が本気で自分のサイトを評価してくれて記事で紹介してくれるレベルの相互リンクなら価値はあるかもしれませんが、サイドバーに適当に相互リンクさせているようなものは、価値が低いと判断しています。
価値のまったくない誘導ページ
誘導ページとは、商品名検索したときなどにPPC広告でよく見られるようなページのことです。
1ページのペラサイトに200〜300文字程度文章を書き、詳細はこちらのようにリンクを張っているようなページのことです。
そのようなページにはオリジナルのコンテンツが入っているとは考えられにくいし、ユーザーに無駄な行動をさせているだけですよね。
また、被リンクを送るためだけに、無料ブログに適当に2〜3記事入れてそこからメインサイトへ誘導するようなやり方ももう通用しません。
以前は、ツールを使い無料ブログに記事を入れるようなものもありましたが、今はもう使えないでしょう。
あと、以前よく見かけたのが、タイトルが違うだけで中身がほぼ同じWEBサイトからリンクを送るようなやり方もありましたがもう終わってます。
まとめ
被リンクは今でもSEOに有効です。
しかし、本当に価値のあるリンクしかGoogleは評価してくれません。
逆に、Googleから評価を受けないような被リンクの集め方をしていると、ペナルティのリスクが高まるだけです。
悪さをする人はすぐに警告が来て、検索順位がガクンと下がります。
そんないたちごっこをしていても、あなたのビジネスがうまくいくわけがありません。
健全なWEBサイトを運営して、まっとうなやり方で被リンクの獲得を目指していきましょう!