と心配なそこのあなた。
常時SSL化はGoogleも推奨していて、SSL化しているWEBサイトはインデックスを優遇するとも言っています。
しかし、中古ドメインを使っている人は過去の運用歴を引き継いでドメインパワーの強い状態でサイトを運営したいと思っています。
それなのに、SSL化して「http://~」のURLを「https:/~」に変えちゃうと中古ドメインの効果が下がっちゃうんじゃないかとモヤモヤしていませんか?
安心してください(ΦωΦ)
これから、僕が保有している中古ドメインをSSL化した結果と、中古ドメインをSSL化しても大丈夫な理由をお届けします。
Googleも推奨する常時SSL化とは?
最近よく聞く「常時SSL」という言葉。
わかってない人のために簡単に説明しておきます。
- サイトの信頼性が上がる
- ユーザーの情報を守ることができる
- Googleからの評価が高まる
- インデックスが早くなる
常時SSL化とは、セキュリティの手法です。
主に、個人情報などを入力する場面などで使用されてきましたが、これをサイト全体で行おうというのが常時SSL化です。
ただ、セキュリティの向上だけでなく、ランキングシグナルへの影響や通信速度の向上などといった効果もあるので、SEOをやっている人ならやらない理由はないくらい対策すべきことなんですね。
また、一番視覚的に問題となるのが、サイトを表示したときに、URLの直前に「保護された通信」と表示されるところだと思います。
しかし、常時SSL化に対応していないWEBサイトを開くと「保護されていない通信」と出てしまいます。
問題はそこじゃない!中古ドメインをSSL化するとどうなるんだい!
結論、中古ドメインをSSL化しても問題なしです。
僕は、Google68のアップデートに合わせて、自分が運営しているサイト、クライアントのサイトなどひたすらSSL化の作業に追われた時期がありました。
それから、ちょうど1ヶ月くらい経ったので、時期的にもいい感じだし、中古ドメインもあるので、今回はその中から適当に中古ドメインの検索順位の推移を見てみましょう。
いかがかな?(ΦωΦ)
できれば、ここでは「ほぼ無風」と言いたかったのですが、中には順位が上がっているキーワードもありました。
ちなみに、ここ1ヶ月これらのサイトに記事を追加したり、リライトをしたりなど余計な負荷は一切与えていません。
しかし、中古ドメインでもSSL化した方が検索結果にも良い影響を与えるでしょう!
と言えるでしょう!
SSL化はサイトの移転扱いとして処理される
Googleは公式にこのように言っています。
サイトを HTTP から HTTPS に移行すると、Google はこれを URL の変更を伴うサイト移転として処理します。この処理は、トラフィック量に一時的に影響することがあります。
ですので、中古ドメインだろうが、新規ドメインだろうがサイトを立ち上げると同時にSSL化をしておくことが理想的ですね。
というのも、サイトを引っ越しする際には少なからずランキングが変動するからです。
もちろん、それがいい影響を与えることもあれば、大幅に順位を下げてしまうこともあります。
SNSなどで、SSL化したら順位が下がった!でもまた戻ってきた!などの声が多いのはそのためでしょう。
SSL化して4日後くらいに飛ぶ
↓
そのまた4日後くらいに戻るこのケースはちらほら聞く。自分も経験した。
— はた@はたのブログ (@hata_blog) 2018年7月7日
リダイレクトすることを忘れるべからず
中古ドメインをSSL化しても大きな問題はないですし、むしろやらないと今後順位が下がってしまう可能性があります。
もし、中古ドメインをSSL化することでドメインパワーがなくなってしまうのでは?と心配している方も今すぐSSL化に着手しましょう。
1点、気をつけたいのがリダイレクトをし忘れることです。
新規で立ち上げたサイトなら必要ないですが、
- 長く運営を続けてきてそれなりに被リンクもついている
- どこから被リンクをもらってるかもわからない
ような状態のドメインをSSL化する場合は、必ずリダレクトをかけることをおすすめします。
リダイレクトをかけないとどうなるかというと、
http://hogehoge.com
https://hogehoge.com
という2つのURLが存在することになり、どちらのURLにアクセスしてもサイトが表示できるという状態になってしまいます。
これが、重複コンテンツとみなされてサイトの評価が下がる可能性があります。
また、旧URLに付いている被リンクなどのバックリンク効果も活用できない可能性もあるんですね。
リダイレクトのやり方
「.htaccess」にこのように記述します。
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L] </IfModule>
んで、もう一度ルートディレクトリにアップすればOKです。
詳しいSSL化の手順などはこちらの記事を読んでもらったらわかると思います。
WordPressのプラグインを使ってリダイレクトをかける方法はこちら
まとめ
以上、僕の検証結果からですが、中古ドメインをSSL化しても問題ないことがわかっていただけたと思います。
むしろ、SEO目的でSSL化しないなんて選択をしてる人は危険です。
Googleの理念の中に、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」というのがあります。
常時SSL化も、ユーザーにより安全にサイト閲覧を楽しんでほしいという気持ちがきっとあるはずです。
そこに逆らって、検索順位が下がるのが怖いという自分勝手な考えでSSL化しないってことは、Googleの理念に逆らうってことです。
なので、Googleが推奨していることは素直に取り入れて、健全なサイト運営をしていくことがなによりなのです。