最近は、企業やアフィリエイターがオウンドメディアに取り組む中、ペラサイトは時代に逆行している様なイメージを持たれています。
正直、僕自身ペラサイトを推奨している側ではないのですが、ペラサイトを作っていないわけではありません。
もっと言えば、僕が保有しているペラサイトの中には、今でもアフィリエイト報酬を運んできてくれるものも多々あります。
アフィリエイト初心者がいきなり、数百ページのオウンドメディアに取り組むのは敷居が高い、どうにかペラサイトで稼ぐ方法はないだろうか?
と悩んでいる方のために、今回はペラサイトの作り方をご紹介します。
ペラサイトを定義してみよう
まずは、ペラサイトってそもそもどんなものを指すのかを定義しておきましょう。
イメージとしては、ペラペラなサイトです。
つまり、ペラサイトとは1ページ~多くても10ページ程度のWEBサイトのことと定義します。
ただ、これはページ数であり中身の話ではないです。
たとえ、1ページのペラサイトであっても読者に価値を与えるコンテンツであれば、検索エンジンに評価されますし、逆に1ページでコンテンツもしょぼければまったく価値のないサイトになります。
初心者の方はペラサイト=楽して稼げる手法と捉えがちですが、そうでもないです。
戦略を間違えてしまえば、まったく成果が出ません。
ただ大型サイトを作ることを考えると、ペラサイト構築の方が楽は楽です。
大事なことなのでもう一度いっておきます。
ペラサイトは中身がペラペラなサイトではありません。
ペラサイトは稼げるのか?
次に、気になるのがペラサイトは稼げるのか?ということだと思います。
結論から言えばペラサイトでも稼げます。
ただ、じゃあ誰でも簡単に稼げるのか?と言うと、そんなわけありません。
というよりも、ペラサイトだから稼げる、オウンドメディアだから稼げるという話自体がナンセンスなんですね。
大事なことは手段ではなく、読者に価値を届けられるか?
この一点です。
きちんと、読者に価値を届けられるのであれば、ペラサイトだろうが大型サイトだろうがどっちでもいいんです。
だって、そんなもん読者にしてみればどっちでもいいじゃないですか。
じゃあ、なぜペラサイト派と更新型のブログ派に分かれるかというと、好みの次第です。
どっちが自分に合っているかでやるかやらないかを決めればいいと思います。
1つ言えることは、楽して稼ごうとしてるヤツはなにやっても稼げないってことです。
2018年からのペラサイトの作り方
では、ペラサイトに対するマインドセットが出来たところで、ペラサイトの作り方を解説していきます。
ペラサイトで戦う場合に大事なのは、ライバルが弱いキーワードを狙うこと、それに緊急性の高いキーワードを狙うのが良いと思っています。
そのあたりを詳しく解説していきまっせ!
まずは、商品選定をしよう
僕は、更新型のアフィリブログを作る時は、あとから商品を決める場合もありますが、ペラサイトの場合は必ず先に商品を決めるようにしています。
なぜなら、更新型のブログの場合はネタがたくさんあるので、あとからいくらでも商品を変えられますが、ペラサイトの場合は狙い撃ちしなければならないからです。
で、どんな商品を選べばいいかというと、
- 新商品(広告費がある程度ありそうな)
- ニッチな商品(コアなファンがいる)
このあたりかな~と思います。
新商品(広告費がある程度ありそうな)
これは、割りとアンテナを張ってないと見つからないですが、新商品はライバルがいないのでペラサイトでも狙いやすいです。
昔から売れてるロングセラー商品などは、屈強なアフィリエイターがSEOをかけているので後発組には不利ですが、新商品であれば先発組も後発組も関係ありません。
しかも、新しく生まれたキーワードであればライバルも皆無です。
また、広告主がどのくらい広告費をかけているかもポイントになります。
例えば、新商品で芸能人やモデルとタイアップしているような商品は鉄板です。
「新商品名+芸能人の名前」とか絶対ライバルいないですよね。
ただ、この場合あとからライバルが猛追してくることがあるので、長生きできるかは不明です。
ニッチな商品(コアなファンがいる)
これも結局は、ライバルが少ない市場を狙うと言う意味ですが、そこまで有名ではないけど一定層のファンがいる商品も狙い目です。
あとは、クローズドの案件などをASPの担当者から聞き出してやってみるとかも結構します。
ただ、一歩間違えるとニッチ過ぎて誰も知らないという罠もあるので、どのくらいのファンがいるかのリサーチは怠れません。
続いてキーワード選定をする
商品を決めたら、次はキーワード選定をしていきます。
ペラサイトで成果を出すには、このキーワード選定が一番大事です。
これは「商品名+○○」でもいいし「ジャンル名+○○」でも良いと思います。
とにかく、ライバルが少ないキーワードで成約率が高そう(緊急性のある)ものを重点的に探していきます。
緊急性の高いキーワードとは?
ペラサイト戦略でやりがちなのが「商品名+口コミ」とか「商品名+効果」などのキーワードですが、経験上この辺はライバルが強い傾向にあります。
もちろん、新商品の場合はライバルが少ないですが、「効果」や「口コミ」は鉄板キーワードなので時間の経過とともにライバルが強くなります。
そこで、もう少しずらしたキーワードを狙ってみたりします。
例えば、「レンタカー」をアフィリする場合で考えてみると、ベタなキーワードだと「レンタカー 比較」「レンタカー 料金」などですが、緊急性の高いキーワードを意識するとこんなキーワードが見つかります。
通常、レンタカーは何日か前に予約するものだと思いますが、何かの事情で当日に借りたい場合はこんなクエリも出てくるかも、と考えるわけですね。
このようなクエリで検索する人は、その日のうちにレンタカーを借りたいという欲求があるので、その場で成約しやすいです。
更新型の大型ブログの場合は、メインのターゲットがアクセスを集めるための読み物コラムが多くなるので、「そのうち客」がターゲットになりがちですが、ペラサイトの場合は「今すぐ客」をターゲットにする方が有効です。
ちなみに、「レンタカー 当日」で検索したら1ページ目に2つのペラサイトが見つかりました。
このようなキーワード選定を養うためにおすすめなのがこの本です。
【必読決定】アフィリエイト本のおすすめを21冊一気にご紹介!でも取り上げているので、一度読んでみてください。
ライバルチェックもしよう
そして、キーワードがいくつか候補が出てきたら、次はライバルチェックをしていきます。
このライバルチェックをしっかりとやらないと、ペラサイト戦略では勝ち残れません。
ちなみに、あなたのライバルは基本アフィリエイトサイトです。その他のサイトはとりあえず無視してもOKだと思います。
例えば、ヤフー知恵袋とか楽天とかアマゾンは、僕はライバルと思ってないので、それらが上位表示していて、アフィリサイトが周りにいない場合はドンドン狙っていきます。
それに、周りにアフィリサイトがいたとしてもそいつもペラサイトなら余裕で勝負しにいきます。
これは、僕の負けず嫌いに由来します。(笑)
まあ、そのくらいのチャレンジ精神は必要ですけどね。
WordPressとシリウスならどっちがいい?
これも悩むところだと思いますが、ペラサイトを作るなら僕は断然シリウスを推します。
これは、ペラサイト構築までの時間短縮が圧倒的だと思うからです。
WordPressでペラサイトを作ることは出来ますが、初期設定に色々と時間がかかります。
プラグイン入れたりしているだけでも半日時間を持っていかれたりするので、ペラサイトを効率的に作るなら断然シリウスです。
それに、これは体感的な話ですが、WordPressのペラサイトよりもシリウスのペラサイトの方が検索順位が安定すると思っています。
もちろん、WordPressだから上位を目指せないわけではありませんが、完結型のサイトを作るならHTMLサイトの方が良いです。
ペラサイトは、1つのサイトでじっくり稼ぐ戦略ではなく、ドメインを分散して横展開で稼ぐ戦略です。
そうしたときに、WordPressのように初動が遅いCMSを使うよりも、時間短縮を優先した方が結果が出るのも早くなります。
ちなみに、無料ブログは正直論外です。
日本語ドメイン・新規ドメイン・中古ドメインならどれ?
これは、正直比べる機会があんまりないので、どれがいいかというのは明確には答えられませんが、ペラサイトをやっている人の中で人気なのは日本語ドメインです。
僕は、基本的に日本語ドメインが好きではないので(見た目的に)中古ドメインを使っています。
ただ、中古ドメインは当たりハズレがあるので、しっかりと腰を据えてやっていきたいなら新規ドメインを使ってみるのがいいでしょう。
最終的にはドメイン名で上位表示が決まるわけではないので、特に気にする必要はないのかなと思います。
ドメインの取得方法がわからない方はムームードメインから始めてみましょう。
また、オススメのレンタルサーバーが知りたい方はこちらもチェックしてください。
ペラサイトの文字数はどのくらい?
文字数も初心者さんが気にするポイントだと思いますが、ペラサイトでしっかりと報酬を獲得しようと思ったらある程度の文字数は必要になってきます。
と言っても、何文字書けばいいとかそんな基準は無いのですが、僕の場合は3000文字以上は必ず書きます。
悩みが深いキーワードを狙う場合は10,000文字を超えるときもあります。
基本的に、ペラページの構成は「そのページで読者の悩みをすべて解決してやろう」という心意気がなくてはなりませんから、必然的に文章量も増えてきます。
少ない文字数で上位表示を狙いたい方は、かなりディープなブラックハットSEOをしないと多分上がりません。
ただ、キーワードのライバルが弱ければ1000文字くらいでも全然上がります。
このあたりは、文字数を基準にするのではなく、読者の悩みの深さを基準にすると良いと思います。
例えば、先程の「レンタカー 当日」というキーワードであればそこまで読者の悩みは深くないですよね。
レンタカーを当日でも借りられるところさえわかればいいわけです。
こうしたキーワードだと文字数が少なくても上位表示を狙うことができると思います。
大切なのは、文字数を稼ぐことではなく、その文章を読んだ読者が納得するか、安心するか、助かったと思うかですよね。
ちなみに、SEO的な観点から言うと文字数が多いということは、それだけ滞在時間が伸びますので有利に働く可能性もあります。
ただ、文字数だけを稼いで中身が面白くないとすぐに離脱されてしまうので、役に立つコンテンツを作りましょう。
ペラサイトの構成はランディングページ
次に、ペラサイトの構成についてですが、これは基本的にはAIDMA(アイドマ)やPASONA(パソナ)の法則に従って書くと成約率があがります。
AIDMA(アイドマ)の法則
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
AIDMAの法則は、これらの頭文字を取って付けられた消費行動の仮説です。
この順番で記事を書くと、自然と欲求が高まり成約率が上がるというライティングテクニックですね。
PASONA(パソナ)の法則
- Problem(問題)問題点を明確化する
- Agitation(扇動)問題点を煽り立てる
- Solution(解決策)解決策を示す
- Narrow down(絞込)対象客や期間を限定する
- Action(行動)行動を呼びかける
PASONAの法則も同様に消費者の購買行動を促すライティングテクニックです。
このどちらでもいいので、ペラサイトの構成に取り入れていきます。
僕は、だいたいのこのテンプレートに当てはめて書いています。
このように、決まったテンプレートを持っていると、毎回なに書こうかな~と悩まないので便利です。
ただ、1点気をつけたいのがあくまでアフィリエイトサイトとして作らなければなりません。広告主のセールスレターみたいになると、売り込み臭が強くなるのでそこは書き方を工夫しています。
SEO対策について
記事が書けたらSEO対策をしていきますが、基本的にペラサイト戦略ではライバルが弱いキーワードを狙うので過剰なSEO対策はしなくても問題ありません。
記事をしっかり書いたのに上位表示しない場合は、ライバルが強かったんだと判断して、次の案件に取り組んだほうが良かったりします。
1つのサイトに時間をかけるならペラサイトでやる必要がないですよね。
ただ、インデックスが遅いときは被リンクを付けてみたりはしますが、付けても1~2本です。
いずれにしても、新規ドメインなら3ヶ月くらいは上位表示に時間がかかると思っているので、作ったら放置、作ったら放置でどんどん新規ペラサイトを作っていきます。
また、僕の場合は同ジャンルのペラサイトを量産して上がったサイトに対して上がらなかったサイトからリンクを送ることもします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ペラサイトの作り方が大体つかめたと思います。
最後に、ペラサイトでどのくらい稼げるの?という疑問に答えてみようと思います。
基本的に、ペラサイトで稼ぐ金額は1サイト1~数万円程度だと思っていたほうがいいです。(中にはとんでもなく稼ぐやつも出てきますが)
ペラサイトは1サイトで稼ぐやり方ではなく、ライバルが弱いキーワードでコソコソと稼いでいくやり方です。
なので、数がモノを言います。
100サイト作れば100万円以上稼げる場合もあります。
そして、もう一度言いますが、価値のないコンテンツしか作れないならペラサイトをやっても意味がありません。
しっかりと読者の役に立つコンテンツを作る意識を持ちましょう。
また、100発100中でヒットサイトを作るなんて不可能なので、稼ぎたいなら行動をし続けることが大切です。
10個ペラを作ったら1個のサイトが稼いでくれる、このくらいの感覚でやらないとモチベーションも続きません。
チリも積もればの精神でペラサイトを作っていきましょう。
最初はコツが掴めず苦労するかもしれませんが、ペラサイトだって未だに稼げます。大型サイトを作るのがニガテって方はペラサイト戦略をやってみるのはいかがでしょうか?