どうも、アラタツです。
今回は、SEOでは被リンクが大事って言われてるけど、自作自演の被リンクを当てたらどうなるの?と疑問に思っている方に僕が実際に検証した結果をお届けします。
具体的には、オールドドメインでサイトを作り、そこにリンクを3000本送るとどうなるか?です。
リンク3000本(ΦωΦ)
どうでしょう?ワクワクしてきましたか?
若干、極端な例にはなりますが、被リンクの効果がすごくわかりやすいと思いますので、よかったら参考にしてください。
そもそも、被リンクってなんだい?
被リンクとは、外部サイトからのリンクのことです。
例えば、あなたがSNSやブログをやっていて、ネットサーフィンをしていたとします。
そのときに、すごく面白いコンテンツ、役に立つコンテンツに出会い、SNSやブログで紹介をするときにURLをリンクしますよね。
他にも、自分で記事を書くのが面倒、もしくは詳しくない場合は引用したりしてURLをリンクする場合もありますよね。
詳しくはこちら的な感じで。
これが被リンクです。
そして、Googleには被リンクの多いWEBサイトを上位表示するアルゴリズムがあります。
簡単に言えば、人気投票だと思って大丈夫です。
被リンクが多い=人気のあるサイト=読者の役に立つ(面白い)コンテンツ=じゃあ上位表示しなきゃね、という流れです。
良質な被リンクの集め方についてはこちらも読んでみてください。
もう被リンクはSEOに効かないは”嘘”
一部では、「もう被リンクはSEOに効かない。」「これからはコンテンツだぜ!」と言っている人がいますが、それは正確な情報ではありません。
正しくは、コンテンツも大事だし、被リンクも大事だし、その他にも色々な要因があります。
SEOは相対評価なので、コンテンツだけが良くてもその他の要因がイマイチの場合は、どうしても順位が上がらないケースがあります。
だから、自分では世界一優れたコンテンツを作ったつもりでも、そこに被リンクが付いていないと、なかなか上位表示が果たせないわけです。
ただ、アフィリエイトサイトは、なかなか自然な被リンクを集めることが難しいです。なぜなら、売り込み臭のするサイトはシェアしたくならないからです。
だから、アフィリエイターは自作自演の被リンクSEOを実施している人も多いです。
しかし、被リンクにはSEOの効果はあるけども、自作自演のリンクはペナルティの対象となります。
被リンクSEO対策をやってみた
僕は、SEOアフィリエイターなので、狙ったキーワードで上位表示しないとご飯が食べれません。
だから、SEOに効くと言われれば、とりあえず試す習性があります。
被リンクを当てるSEO対策もそのひとつで、自作自演のリンクはペナルティの対象になることはわかっていても、試さずにはいられませんでした。
危険だとはわかっていても、自分の経験値を上げるためにやる。
それが漢ってもんでしょ?
僕が試した方法は以下です。
- そこそこ強いミドルキーワードを選定
- トップページに9000文字のコンテンツを入れる
- そこに3000本のリンクを当てる
- アンカーテキストはすべて同じ
- どうなる?
キーワード選定の仕方についてはこちらを読んでみてください。
まず、僕が狙ったキーワードは、育毛剤の商品名単体キーワードでした。
この商品はなかなか売れているという情報をASPの担当さんから聞き出し、報酬単価も1万円以上あるとのことでやってみようとなったわけです。
そこで、まずその商品を自分で買って、リサーチすることからはじめました。
被リンクSEOをやると言っても、先程言ったようにコンテンツも大事です。そのコンテンツを作るためには商品のリサーチは絶対に外せません。
ある程度リサーチが出来たら、オールドドメインにWordPressをインストールして、サイトを作り始めました。
固定ページをトップページに設定して、約9000文字くらいの良質な(自分目線だけど)コンテンツをぶっこみ、アップしたんです。
それと同時に、3000本のリンクを送るという暴挙に出てみました。(ΦωΦ)
アンカーテキストはすべて商標名一択です。
その結果がこちらです。
やばくないっすか(笑)
立ち上げから2ヶ月で商標1位を獲得し、その3ヶ月ちょい後にペナルティを喰らったのです。
ドヤッ(ΦωΦ)
ちなみに、アフィリエイト報酬はどんなもんかというと、こんな感じです。
この落差、ハンパねーでしょ(ΦωΦ)
このASPでは、このサイトで取り扱っている商品しかアフィリエイトしていなかったので、純粋な売上です。
立ち上げ1ヶ月で15万稼ぐサイトになり、ピーク時には96万ちょい。でも、その瞬間ペナルティを受けて大暴落という有様です。
飛ぶと分かって作っていても、さすがに3日ほど凹みましたよ。。。
ということで、被リンクSEOはやりすぎると、一時的にすごい稼げるけどすぐ飛ぶという結果になりました。面白いでしょう?
なぜ、被リンクが重要なのかを考えよう。
今回の検証結果の何がいけなかったのかというと、当然「自作自演のリンク」です。
ただ、Googleからは「価値のない質の低いコンテンツ」とお触れがでたのですが。(笑)
Googleは、自然で良質なリンクは評価してくれますが、質の低いリンクは評価してくれないだけでなく、「おまえ、これSEOのためだけにリンク当ててるだろ?」と見破る能力を持っているわけです。
今回の被リンクはIP分散もしてあるし、ドメインもそれぞれ違います。
ただ、コンテンツはかなりしょぼいです。
どうやっているかというのは、ここでは説明できませんが、巧妙なやり方でしたが、やはり見破られてしまいました。
今のGoogleの力量は相当なものだということもわかりました。
でも、これはあくまで低品質なリンクだからNGというだけで、これが自然な被リンクならペナルティは受けません。
例えば、そのコンテンツがテレビなどで紹介されたとしたら瞬間的に3000本のリンクが付くということは現実的にはありえます。
だから、リンクの数が急激に増えること自体は悪くないと考えています。
わかっていたことですが、リンクならなんでもいいというわけではないんですよね。
被リンクSEOは効果あるけどやりすぎはダメ!
この結果だけを見ると、被リンクSEOをやると必ずペナルティを喰らうと思われそうですが、そういうわけでもありません。
事実、僕の運営しているサイトの中には自作自演をしていても上位表示し続けているサイトがいくつもあるからです。
それらとの違いは、被リンクの質が高いか低いかだと思います。
質の高いサテライトサイトを構築すればSEO効果は得られます。
まあ、それでもやはり自作自演をすることを考えるよりも、ナチュラルなリンクを集めることに注力したほうがいいことは確かです。
被リンクは買わないほうがいい
世の中には「被リンクを買う」という不思議な言葉があります。
読んで字のごとく、SEO業者が作ったWEBサイトからの被リンクを買うというサービスがあり、そういうビジネスが存在します。
でも、被リンクを買うという行為がすでにGoogleのガイドラインに違反しているので、ペナルティを受けたくないなら被リンクは買わないほうがいいです。
まあ、中には買ってもいいところはあるにはあるのですが、基本的には買わない方が利口です。
ただし、何度も言いますが、被リンクは悪ではありません。
検索順位を決定する上で被リンクは重要な要素です。
被リンクを付けずに良いコンテンツを作れば、勝手に上位表示するんでしょ?と間違った認識でいるのは良くないです。
良いコンテンツを作り、それが誰かの目に止まり、そのコンテンツがシェアされることで、自然な被リンクが付くから上位表示するんです。
これは忘れないようにしましょう。
Googleからペナルティを受けたときの対処法
ちなみに、Googleからペナルティを受けても回復させる手段があります。
サーチコンソールでペナルティの通知が来ると、再審査リクエストというボタンが表示されますので、そこに熱意を込めた反省文を書きます。
自分がしていた悪いことを包み隠さず書き、ごめんさないと素直に謝るんです。
そうすると、Googleのチェックが入り、きちんとリンクが外されていれば「よし、おまえを許そう」とGoogleから再度通知があります。
これで手動によるペナルティは解除され、また検索結果に戻ってこれます。
僕の場合は、2位まで順位が戻りました。
ただ、リンクの効果がなくなったので、このあと緩やかに順位を落としていくことになります。
最終的には2ページ目まで落ちたので、そこで検証を終わりにしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初に言ったように、SEOは相対評価なので、同じことをすれば同じ結果になるわけではありませんが、被リンクの効果がよくわかる検証だったのではないでしょうか?
アフィリエイターとして、ブラックなSEOを経験することはとても良いことだと個人的には思っています。
だって、ホワイトハットを語る上で、ブラックハットをやったらどうなるかを知らないと、本当のところは伝えられないですよね。
SEOには色々な手法が存在します。
どのやり方でも上位表示して、どこかの誰かの役に立つコンテンツを提供できればそれは良いことだと思っています。
ただ、被リンクはドーピングです。
あまりやりすぎると体に毒なので、そこだけは注意しましょう。