アフィリエイトサイトやブログにアクセスを集める方法には、PPCやSNS、メルマガなどいくつか方法がありますが、無料でアクセスを集める方法として知られているのがSEO対策。
ブログ・サイトアフィリエイトでアフィリエイト報酬を獲得するには、このSEO対策がとても重要なポイントです。
そこで、ここではアフィリエイト初心者にもわかりやすいように、なるべく難しい言葉を使わずにSEO対策について解説してみようと思います。
これからアフィリエイトを始めようと思うんだけど、SEO対策って何?という方はぜひ、参考にしてみてください。
そもそもSEO対策とは?
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の頭文字を取った言葉で、基本的にはGoogleで検索結果の上位に表示させる対策のことを指します。
「え?でも検索エンジンってYahooもあるじゃん」って思う方もいるかもしれませんが、Yahooの検索結果は基本的にGoogleの検索結果を採用しています。
なので、Googleの検索結果の上位を目指せば、自然とYahooの検索結果も上がってきます。
ただ、ヤフー知恵袋やヤフーショッピング、ヤフーニュース、NAVER まとめ記事などはYahooの検索結果にのみ表示されるので、若干の順位のズレはあります。
ですが、そこまで気にするほど順位の差異はありません。
つまり、Googleを攻略していけば自然とYahooも攻略できる仕組みです。
また、Bingという検索エンジンもありますが、これはGoogleとは連動しておらず、Bing独自のアルゴリズムが採用されているのですが、日本の検索エンジン利用者の約8~9割がGoogleとYahooですので、今回はBing(SEO)対策については触れません。
Bing対策については、またどこかで書いてみようと思います。
検索結果に表示される場所(PPCとSEO)
検索エンジンを日頃から使っている人は、だいたいわかっているとは思いますが、GoogleやYahooの検索結果には下図のように上部に広告が表示される場合もあります。
この上部の広告のことをPPC広告とかリスティング広告と呼びます。
これは、スマホで見ても表示されます。
つまり、PPC広告の場合は、お金を出せば誰でも検索結果の上部に表示させることが出来ます。
一方、SEOはお金をかけずに検索結果の上位を目指す方法になりますので、確実に検索結果の上部に表示させる方法というのはありません。
なので、毎日のように検索結果は微妙に変わっています。
簡単に言えば、SEO対策とは上の画像のようにSEOで表示される部分の順位争いというイメージです。
SEO対策の本質
では、次にSEO対策の本質部分に触れておきたいと思います。
この本質部分を見落として、単純にSEOのテクニックを追い求めてしまうと、ほぼ間違いなくあなたのSEO対策は失敗に終わります。
というか、この本質部分さえ理解していればテクニックなど知らなくても検索上位は目指せます。
では、SEOの本質とは何かですが、これは「ユーザビリティに配慮したサイト構成になっているかどうか?」です。
つまり、サイトに訪問するユーザー(読者)のことを一番に考えたWEBサイトが検索結果の上位に来るということです。
そして、Googleもそこを目指しています。
この大前提がある上で、テクニックを使うと検索上位を取れるのですが、この大前提を無視したサイトを作ってしまうとそのSEO対策は上手く行きません。
例えば、あなたが検索エンジンで何か調べ物をしているところを想像してみてください。
そのときに、役に立たない情報ばかり掲載されたWEBサイトが上位表示していたらどう思いますか?そんな検索エンジンはもう使いたくないと思いませんか?
思いますよね?(ΦωΦ)
Googleはそれを恐れているのです。
Googleの主な収益は広告費です。先程説明したように、SEOの上に表示される広告部分(PPC)の広告費でGoogleの事業は成り立っています。
でも、検索エンジンが不便だと検索エンジンを使う人がどんどん少なくなってしまいますよね。
そうなると、Googleは自分たちのビジネスが上手く行かなくなってしまいます。
だから、とにかくユーザーが便利に使えるよう、常にアップデートを繰り返しているのです。
つまり、Googleはユーザーが検索した言葉(キーワード)に対して、最適な回答を一番上に表示したいと考えているんですね。
だから、あなたがこれからSEOで検索上位を目指すなら、ユーザーが求めているであろう最適なコンテンツを構築していけば自然と上位に表示されるという流れです。
この本質を深く理解することが出来れば、作るべきWEBサイトもぼんやりと見えてくるはずです。
SEO対策の具体的な方法
では、SEOの本質が理解できたところで、テクニックの部分をご紹介していこうと思います。
対策キーワードを決定する
まず、当然ですがアフィリエイトサイトを作るときは「どのキーワード(単語)」で上位表示させたいかということを決めなくてはなりません。
例えば、あなたがこれから「プロアクティブ」をアフィリエイトするサイトを作るなら、プロアクティブを欲しいと思っている人がどんなキーワードで検索するのかを調査します。
単純に「プロアクティブ」という商品名で上位表示させたいのか、それとも「ニキビケア商品 おすすめ」のように商品名ではないキーワードで上位表示させたいのかなどを最初に決めておく必要があります。
ここで、対策キーワードを決めずに、何も考えずにただの日記ブログを作ったとしても意味がありません。
ユーザーは日記を読みたいわけではなく、「ニキビを治したい」という悩みがあるはずです。
その悩みを解消するために検索しそうなキーワードを決めていきましょう。
タイトルの付け方
最近は、タイトルにキーワードが完全一致で含まれていなくても、検索上位を取れるようになってきました。
しかし、それはGoogleがタイトルにキーワードが入っていなくても、コンテンツとの関連性が高いと判断したときのみとなります。
単純にタイトルにキーワードを含めなくても上位表示出来るようになったわけではなく、よりコンテンツとタイトルの関連性が重視されるようになったということです。
だから、今でもタイトルにキーワードは含めるべきです。
ですので、必ずサイトタイトルや記事タイトルには対策するキーワードを含めるようにしましょう。
その時、対策するキーワードはなるべく左側に持ってくるようにすると吉です。
また、タイトルの文字数はだいたい26文字程度に収まるようにするのがおすすめです。
これは、PCだと30文字以内でもいいのですが、スマホで見たときはだいたい24文字程度でタイトルが見切れてしまうからです。
タイトルの付け方についてはこちらも読んでみてください。
- ページ内容に無関係なタイトルは付けない
- 「無題」「今日の日記」のような内容がわからないタイトルにしない
- 説明的なタイトルを簡潔に付ける
description(ディスクリプション)メタタグを適切に書く
description(ディスクリプション)メタタグとは、Googleに対してそのページがどんな内容のことが書いてあるかを簡潔に伝えるものです。
このdescription(ディスクリプション)にはタイトルと同様に対策するキーワードを含め、そのページの概要を書くようにします。
また、文字数も意識して大体120文字以内で書くのが良いと言われています。
ただ、スマホで見た場合は50~60文字程度しか表示されないため、重要なキーワードは50文字よりも手前に書くようにするとより良いでしょう。
ちなみに、description(ディスクリプション)は検索結果のこの部分にスニペットとして使われることがあります。
ですので、タイトルと同様にユーザーが読む部分ですので、適当にキーワードを羅列するのではなくきちんと文章になっていることが大切です。
悪い例)「これはプロアクティブのページです。」だけしか書かないなど。
この部分に共起語を盛り込むとより効果的です。
description(ディスクリプション)を書くことで検索エンジンにもユーザーにもそのページに何が書かれているかを伝えましょう。
ナビゲーションをわかりやすく構築する
サイトのナビゲーションを適切に作ることもSEO対策に有効です。
ナビゲーションとは、例えばサイトのグローバルメニューやカテゴリーを分かりやすくし、ユーザーが目的のページまでなるべく早くたどり着けるようにしてあげることを指します。
例えば、プロアクティブが欲しいと思っていて検索しているのに、なかなかプロアクティブの購入ページまでたどり着けないようなことがあると、ユーザーとしては利便性が悪いと感じると思います。
そのユーザーが最終的に到達したいページを予測して、少なくても2~3クリックで目的のページまでたどり着けるようなサイト構成にしてあげることが大切です。
簡単に言えば、ごちゃごちゃとまとまりがないサイトよりも、キチンと整理されたサイトの方がGoogle的にもユーザー的にもわかりやすいということですね。
また、ナビゲーションをドロップダウンメニューや画像、Flashなどで構成するよりもテキストリンクにしてあげた方がわかりやすくなります。
サイトマップは人間用とGoogle用を用意しよう
サイトマップは人間用のHTMLサイトマップとGoogle用のXMLサイトマップを用意するようにしましょう
人間用のサイトマップとはあふぃりごとの場合はこのようなページを用意しています。
このように、そのサイト全体にどのようなページがあるのかをわかりやすくするページを作っておけば、ユーザビリティの向上に繋がります。
また、Google用のXMLサイトマップはこのようなものを用意します。
XMLサイトマップを作ることで、検索エンジンにそのサイトの内容を簡単に伝えることができます。
WordPressの場合はプラグインなどで簡単に作ることが可能です。
Google XML Sitemaps:XMLサイトマップを検索エンジンに自動で送信できるプラグイン
ユーザーの役に立つコンテンツ
対策キーワードを決めて、タイトルを決定したら、そのキーワードやタイトルにマッチしたコンテンツ(記事)を作っていきましょう。
このとき、大事なことはタイトルとコンテンツがきちんとマッチしているかどうかです。
例えば、「腹筋 割り方」というキーワードで上位表示を狙うために、記事タイトルを
と付けたのに、筋肉サプリをゴリ押しするようなコンテンツを作ってしまうときっとそのページは上位表示しません。
なぜなら、「腹筋 割り方」と検索してくる人は、腹筋(筋トレ)の具体的なやり方を知りたいと考えているからです。
SEOの本質的な部分でお伝えしたように、ここであなたがアフィリエイトしたい商品を前に出すのではなく、ユーザーが求めているコンテンツをしっかりと提供して上げましょう。
なので、「腹筋 割り方」で上位表示を目指すのであれば、しっかりと効果のある筋トレの仕方などを解説したページにしなければならないですよね。
「腹筋 割り方」で検索してくる人は、筋肉サプリがほしいわけではなく、正しい腹筋の割り方を知りたいという願いがあるはずです。
その期待に答えてあげるコンテンツを作りましょう。
また、発信する情報は2次・3次情報よりも1次情報を心がけましょう。
他のサイトにも書いてあるようなことを書いてあるだけのサイトよりも、そのサイトにしか書かれていないような情報を発信しているサイトの方がユーザーとしても新鮮味がありますよね。
アフィリエイトサイトの場合は、実際にその商品を使ってみたレビュー記事などを作れば1次情報を作ることは可能です。
また、文字数も少ないよりかは多いほうがSEOに有効だと思います。
ただ、文字数が多ければいいわけではなく、対策するキーワードに対して網羅的に記事を書こうと思えば、自然と文字数が増えるという感じです。
ダラダラと文字数を稼ぐような文章は逆効果です。
SEO対策で失敗している人の8割はこのコンテンツに問題があります。
テクニックを追い求めるのではなく、とにかくユーザーの求めている情報提供を心がけましょう。
見出しタグは順番を守ろう
見出しタグは「H1⇒H2⇒H3⇒H4」のように順番に使うのが正しい使い方です。
基本形はこのようなイメージです。
<h1>h1の見出し</h1>
冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文冒頭文
<h2>h2の見出し</h2>
テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト
<h3>h3の見出し</h3>
テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト
<h3>h3の見出し</h3>
テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト
<h4>h4の見出し</h4>
テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト
この順番を守らず、「H1⇒H4⇒H3⇒H2」のような使い方をするのは推奨されていません。
画像を使う場合はalt属性にキーワードを入れる
記事コンテンツを作るときには、ユーザーに視覚的に分かりやすいものにするために画像も取り入れるようにした方が良いです。
特に、無料の画像サイトなどの素材を使うよりもオリジナルの画像を使うとより検索エンジンに好印象を与えることができます。
また、画像を使う場合は必ずalt属性にキーワードを入れるようにします。
例えば、当サイトのロゴにはこのように記入しています。
<img src="logo.jpg" alt="あふぃりごと">
Googleは画像を視覚的に判断することは出来ませんので、alt属性を使いその画像がなんの画像なのかを教えて上げましょう。
サイトの表示速度は早いほうがいい
あなたも経験があるとは思いますが、サイトの表示速度が遅いサイトにストレスを感じたことがあると思います。
表示速度自体がSEO対策に関係しているかどうかは定かではありませんが、ユーザー目線で考えればサイトの表示速度が早いに越したことはありません。
また、表示速度が遅いことでサイトの離脱率が上がれば、滞在時間が短くなり結果的にSEO的にも不利に働きます。
自分のサイトの表示速度が極端に遅い場合は改善をしていきましょう。
スマートフォン最適化も忘れずに
今は、検索アクセスの8割以上がスマホからのアクセスです。
なので、PCでは綺麗に表示されていたとしても、スマホで見たときにPC表示のままのサイトは検索順位が下がる傾向にあります。
ですので、必ずスマートフォンに対応したWEBサイトの構築を目指しましょう。
WordPressならレスポンシブデザインのテーマを使うなどすれば、初心者でも簡単にスマホ対応が可能です。
どの端末からアクセスしても見やすいサイトを作ってあげることで、ユーザーの満足度も向上します。
被リンクの獲得も目指そう
そして、最近は被リンクなしのSEO対策を目指そうという声が多いですが、まだまだ順位決定の要素に被リンクは重要です。
ただ、自作自演の大量の被リンクを送るようなブラックハットSEOを目指すのではなく、ユーザーが自然にシェアしたくなるような有用な記事を積み上げていくことが大切です。
売り込みだけのサイトはユーザーにも嫌われます。
売り込みをしないお役立ちコンテンツを面倒臭がらずに作ることで、自然な被リンクを獲得できるように努力しましょう。
ただ、アフィリエイトサイトは自然な被リンクの獲得がしにくいですので、有用なサテライトサイトを作り、自然な被リンクを自作自演で構築するやり方も出来ます。
しかし、自作自演の被リンク対策は一歩間違えるとGoogleからペナルティの警告が来ることもありますので、注意が必要です。
サーチコンソールに登録する
サーチコンソールに登録することでSEOの効果が上がるわけではありませんが、WEBサイトを作ったら必ずサーチコンソールに登録しておきましょう。
登録することで、自分のWEBサイトの問題点などを簡単に見つけることも出来ますし、仮に手動ペナルティを受けたとしてもどこがダメでペナルティを受けたのかを知ることも出来ます。
また、Googleと唯一連絡を取れる手段になりますので、必須です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
基本的なSEO対策のやり方について説明してきましたが、基本的に「SEOに正解はない」ということを最後に言っておきたいと思います。
というのも、結局のところは小手先のテクニックを使ったSEO対策をしたとしても、最終的には読者が満足するかしないかが一番大事なところだからです。
Googleは、ユーザーが求める情報を適切に届けることを目指しています。
そのためには、とにかくユーザーのことを一番に考えたWEBサイトを構築していくことが大切です。
Googleは、あなたのお金儲けのためにあるわけではなく、正しい情報を適切に表示させるために日々アップデートを繰り返しています。
そのことを理解し、自分目線ではなく、相手目線で作られた有益な情報を更新していくことをしていきましょう。
それが、結果的にアフィリエイト報酬に繋がります。
また、こちらでもSEOについて違った視点(ローカルSEO含む)で語っています。
SEO対策とは?初心者でも理解できるSEOの基礎と基本対策について