GoogleやYahooの検索結果で上位を狙うために、ドメインパワーを上げようと言われることがあります。
サイトやブログを正しく運営していくと、このドメインパワーが上がり、サイト全体の評価が上がります。
ドメインが強くなると何がいいかというと、記事を書いてからのインデックススピードが上がったりします。
調子がいいと、書いて一時間後には検索上位を取っちゃうなんてことも起こり得るわけです。
その結果、色々なキーワードで検索上位を獲得することが出来るんですね。
つまり、ドメインパワーが上がるということは、Google様からの評価が上がっていると判断しちゃって良いでしょう。
そこで、今回はドメインパワーを上げる方法と、そのドメインのパワーを調べ方をご紹介していこうと思います。
なかなかドメインパワーが上がらないな~と困っている人はここで紹介する方法を試してみてください。
そもそも、ドメインパワーとは?
ドメインパワーとは、一言でいえば「ドメイン自体の力」です。
新規ドメインでサイトを立ち上げたときは、まだドメインに力はなく、検索結果にも表示されませんが、記事が増える、ドメインの年齢が育つ、被リンクがつくなどすると、徐々にドメインパワーが付いていきます。
ちなみに、ドメインを取得してサイトを作らず放置していてもドメインパワーはあまりつきません。中には、ドメインを取るだけとって放置している人もいますが、それはあまり意味はないと思います。
ドメインパワーが強いということは、Googleに信頼されているということにもなります。
最近は、ドメインパワーは関係ない、とにかく良い記事を上げていれば上位表示する!と言っている人もいますが、それは正確ではありません。
ドメインパワーの調べ方(Mozを使う)
まずは、あなたが運営しているサイトのドメインパワーを調べてみましょう。
これは簡単です。
MOZ(モズ)というツールを使います。
MOZを開くと、このような画面が開きますので、URLを入力して「Search」をクリックするだけです。これで、大体のドメインパワーを測ることが可能です。
試しに、僕が運営しているサイトのドメインパワーを調べてみました。
主に見るべきポイントは以下の赤枠部分です。
この場合、ドメインオーソリティ(サイト全体の評価)は19、ページオーソリティ(ページの評価)が32という結果になりました。
一番右側の「ESTABLISHED LINKS」は自分のサイトに貼られているリンクの数を示しています。
この数値が高ければ高いほど、新しく書いた記事のインデックスが早くなったり、狙ったキーワードでの検索上位がしやすくなるわけですね。
※リンクの数は自演の場合は逆効果のこともあります。
実際、僕が運営しているサイトでドメインオーソリティが1でも検索1位を取っている事例があります。
ドメインパワーにとらわれすぎても良くないですが、ドメインパワーが上がったほうが検索エンジン対策には有利という認識でいるのが良いでしょう。
ドメインパワーが強くなってきてるな~という目安は、だいたいドメインオーソリティが20を超えてくるとまあまあかなというイメージです。
ドメインパワーを上げる効果的な方法
では、ドメインパワーの調べ方を理解したら次に、そのドメインパワーを上げる方法を学んでいきましょう。
ドメインの運用歴がある程度必要
これは、ドメインパワーを上げる方法というか、過程の話になりますが、ドメインを育てるためにはある程度時間が必要です。
新規でドメインを取得したとしても、少なくても3ヶ月くらいの継続した運営が必要になってきます。
もちろん、更新した方がいいです。
だいたい、経験上3ヶ月くらい定期的に記事を入れていくとドメインパワーが上がってくるような体感です。
半年くらいしっかりと育てるとかなりいい感じにインデックスしてくれるようになります。
じゃあ、運営歴が長ければ長いほどサイトが強いのか?という疑問が生まれるかもしれませんが、それはありません。
僕の運営しているサイトは「松江市 ホームページ作成」というキーワードで1位を獲得しているのですが、2位以下の僕のライバルのドメイン年齢を調べてみました。
ドメイン年齢を調べてみる
すると、うちが運営しているサイトが群を抜いて運営歴が短いにも関わらず上位を取れていることがわかります。
運営歴が長ければ長いほどいいわけではなく、半年くらい運営を続けたら結局同じくらいの強さになるような印象です。
そのへんはGoogleも考えているはず。
記事の更新頻度を上げる
次に、ドメインパワーを上げるのに大切なことは「更新頻度」です。
ドメインを取得して、1記事、2記事書いて放置しているブログと、毎日1記事ずつ更新しているブログでは後者の方がドメインパワーは育ちやすいです。
先程も言いましたが、記事を書かずにドメインを放置していてもドメインは強くならないので注意しましょう。
ただ、なんでもかんでも記事を適当に書けばいいというものでもありません。
きちんと、キーワード選定をして、ユーザーが求めている情報を深掘りして、その回答をしてあげるコンテンツを作る意識が大切です。
当然、ツールで適当に作ったような記事ではページオーソリティが上がらないので、楽して記事をたくさん入れればいいってわけではないんですね。
ユーザーの検索意図とコンテンツをマッチさせる
これも非常に大事です。
アフィリエイトをやっていると、パソコン画面の向こう側にいる人を見失いがちです。
コンテンツを作る上で、最も考えなければならないのが、パソコン画面の向こう側で検索をしているユーザーの気持ちです。
このユーザーの気持ち(検索意図)とあなたが提供するコンテンツをマッチさせることがとても大切です。
例えば、「ニキビ 治し方」と検索する人は何を求めていると思いますか?
ここで、あなたがアフィリエイトしたい商品の売り込みを全面的に出したコンテンツを出されたらユーザーはどう思うでしょうか?
こうやって聞くと、当たり前だよねって思うことでも、サイトを運営する立場になると急にそのことを忘れてコンテンツを作りがちです。
ドメインパワーを上げるためには、ユーザーの満足度を上げることを意識して上げましょう。
ページの滞在時間を伸ばす
また、ドメインパワーを上げるためには、ページの滞在時間を伸ばす施策をすることも大切です。
滞在時間が長いということは、それだけユーザーがそのコンテンツに興味を持ってくれているということになりますよね。
つまり、Googleからしたら滞在時間が長いサイトはそれだけ有益な情報を発信しているサイトと評価する指標になっているわけです。
こちらを見てみてください。
これは、Googleアナリティクスのあふぃりごと(当サイト)の平均滞在時間です。
このメディアでは、アフィリエイトに関する有益な情報を提供しているので(手前味噌w)平均滞在時間が割りと長めです。
しかし、そのことに浮かれているようではだめです。
注目すべきは、青い線が引かれた部分です。
1つだけめっさ滞在時間が短いコンテンツがありますよね。
このページは、34秒で読み終えれるほど短い記事ではないので、ほぼ間違いなくユーザーの検索意図とズレたコンテンツになっていることが予想できます。
ある程度記事数が増えてくると、滞在時間が長いページと短いページが生まれてきます。
この滞在時間が短いページを放置していると他のページの足を引っ張ってしまい、サイト全体の評価が下がる要因になってしまいます。
ドメインパワーを上げるためには、こういった調査を定期的に行い、滞在時間の短いコンテンツのリライト作業が必要になってきます。
独自SSL化とAMP対応
これは、まだ検証段階の域を出ませんが、最近新規でサイトを立ち上げたときにSSL化していて、その上、AMP対応も済ませていると初期インデックスが従来よりも早いのではないかと感じています。
以前であれば、新規ドメインでサイトを作り、記事を書いても最初の記事のインデックスに数週間かかっていました。
つまり、SSL化してAMP対応もきちんとしていれば、比較的早くドメインパワーを上げれるのではないかと思っています。
まあ、これはGoogleの技術力の向上で年々早くなってきている傾向にはありますが、おそらく仮説としてはズレてないと思っています。
事実、Googleウェブマスターブログでは、SSL化したサイトはインデックスを早めるとも言っていましたしね。
そのことに触れている記事はこちら
WordPressのAMP対応についてはこちらを読んでみてください。
ユーザー目線の内部リンク
これも滞在時間を伸ばす施策の1つなのですが、内部リンクを適切に張り巡らせることもドメインパワー上昇の要因になります。
最近は、外部リンクよりも内部リンクの方が重要です。
WordPressには、関連記事を表示させるプラグインもあるのですが、あのプラグインは正直推奨できません。
あのプラグインでは、本当の意味での誘導はしきれないんですね。
なので、関連記事にユーザーを誘導するときは、そのコンテンツを読んだ人に、次に最も読ませたい記事を適切に設置してあげましょう。
その繰り返しをすることで、サイト全体の滞在時間を伸ばすことが出来ますよね。
つまり、チャンス!
外部リンク(ナチュラル)を取得する
そして、最近はホワイトハットという言葉が独り歩きしていますが、被リンクの獲得はまだまだドメインパワーを上げる重要な要素です。
特に評価が上がるのがナチュラルリンクです。
ナチュラルリンクとは、自作自演のリンクではなく自然に獲得できるリンクのことです。
特に、ドメインパワーの強いサイトから獲得したリンクは評価が上がりやすい傾向にあるので、力を持っているサイト運営者の目にとまるようなコンテンツを作り込むと良いでしょう。
あとは、面白いコンテンツを作りバズらせる方法もありますが、バズよりもジワジワと質の高いリンクを獲得していった方が良いと思います。
番外編:中古ドメインを使う
最後に、手っ取り早くドメインパワーを上げる方法をご紹介しておきます。
それは、中古ドメインを使うことです。
中古ドメインなら新規ドメインとは違い、サイトを公開した時点でドメインオーソリティが付いていることがほとんです。
こちらは、僕が取得してまだコンテンツを入れてない中古ドメインをMOZで解析したものです。
このように、中古ドメインなら最初からドメインパワーがついた状態でのサイト運営も可能です。
とにかくドメインパワーがほしい!という方は中古ドメインを使うことも検討してみましょう。
ただし、中古ドメインを使う際は、過去にペナルティを受けていないかなどを確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ドメインパワーが上がると、アップした記事が即インデックスされて検索上位を早く奪取することができたり、ライバルが強いキーワードでもブラックなSEOをしなくても上位表示できたり、トップページで狙うキーワードの順位が上がったりとメリットがとても大きいです。
もちろん、ドメインパワーを上げることだけに目が行ってしまい、本質を見失うのはよくないことですが、これらの施策をして、強いドメインを育てていきましょう。
特に、最近はSEO対策をすることよりも、ユーザーの検索体験を意識することの方が大切です。