アフィリエイトを勉強していくと、必ずぶち当たる壁がある。
それが、キーワード選定。
特に、サイトアフィリエイトやブログアフィリエイトで大きな収益を上げようと思うと、必ず手に入れなければいけない必須スキルです。
狙うキーワードが違えば、それだけでアクセス数に差が生まれますし、労力に見合った見返りが得られないこともあります。
なので、サイトのコンセプトを決める段階でしっかりと核となるキーワードを決めていかなければなりません。日記ブログに闇雲な記事を量産すれば成果を出せるほど、アフィリエイトは甘くないのです。
そこで、今回はブログ・サイトアフィリエイトの肝となるキーワード選定のコツや、やり方を解説していこうと思います。
なぜ、キーワード選定が重要なのか?
最初に、キーワード選定の重要性を確認しておきましょう。
アフィリエイトにおけるキーワードとは、検索ユーザー(見込み客)が検索する検索ワードのことを指します。つまり、検索エンジン(GoogleやYahoo!など)の検索窓に入力する言葉です。
携帯、スマホ、パソコンを持っている人なら一度は検索エンジンを使ったことがあると思いますが、どんな時に使っているのでしょう?
これは絶対に覚えてほしいことですが、検索ユーザーが検索エンジンを使うときは、「何かに悩んでいるとき」です。その悩みの大小はありますが、基本はそうです。
例えば、あなたが急に頭が痛くなり、どうやって治せばいいかわからないときに検索エンジンになんと質問するでしょうか?
- 頭痛 治し方
こんなキーワードを使って検索すると思います。つまり、頭が痛いことに悩んでいて、検索エンジンを使い解決方法を探しているわけですよね。
そして、この検索ワードで検索したときに、一番最初に表示されているWEBページには、一番アクセスが来るものです。
つまり、アフィリエイターはこのポジション争いをしていると言っても過言ではありません。
しかし、検索結果の1位になればどんなキーワードでも稼げるわけではありません。
例えば、この2つのキーワードを比べてみてください。
- 頭痛 治し方
- 頭が痛い 対処法
どちらも同じような意味だと思いますが、実はこの2つのキーワードには決定的な違いがあります。
それは、月間推定検索回数。
月間推定検索回数は必ずチェックしよう
月間検索回数とは、そのキーワードが月にどのくらい検索されているか、という検索ボリュームのことです。
当然、月に1回しか検索されないキーワードよりも、月に10000回検索されるキーワードの方が魅力的ですよね。
では、「頭痛 治し方」と「頭が痛い 対処法」の2つのキーワードの月間推定検索回数を見てみましょう。
便利なもので無料でそれを調べることができます。
「頭痛 治し方」の方は、月間推定検索回数が、Yahoo!では7920回、Googleでは7261回と表示されました。
つまり、月間で7000~8000人のアクセスが見込めるキーワードということです。
一方、「頭が痛い 対処法」の方は、データが見つかりませんでした。
これはつまり、ほとんど検索されていないということです。まったくではなく、ほとんどですので月間100回くらいは検索されていると予測します。まあ、ツールの精度の問題です。
このように、同じような意味のキーワードでも、検索回数がまったく違うことがあります。
当然、アフィリエイターとしてはアクセス数の多いキーワードで上位表示させたいところなので、たとえ同じ意味のキーワードでも「頭痛 治し方」を選ぶべきですよね。
このようにキーワード選定では、意味は同じでも結果が全く違うものが多く存在します。
確かに、検索回数が多いキーワードはそれなりにライバルも強いと予測できますので、裏をかくやり方としては「頭が痛い 対処法」の方のキーワードも使えないわけではありません。
ですが、それをわかって対策するのと、知らずに闇雲にするのでは意味が全然違います。アフィリエイターとして、アクセスが集まるキーワードを選ぶことは基本中の基本となります。
キーワード選定が大事というのは、こういった背景があるからです。
ちなみに、アラマキジャケよりも便利なのがキーワードプランナーというツールです。
ただ、キーワードプランナーはGoogleAdWordsに広告を出稿している人は詳細な検索ボリュームを知ることができますが、広告を出していない人にはおおまかな検索ボリュームしか教えてくれません。
アラマキジャケと併用して使うと便利なので、ぜひ利用してみてください。
キーワード選定はSEO対策の初歩
キーワード選定というのは、いわゆるSEO対策の1つです。
簡単に言えば、Google(検索エンジン)に対して、「この記事は○○のことが書かれている記事ですよ~」と教えるためにキーワードを決めます。
例えば、ブログ記事のタイトルが「渋谷のめっちゃ美味しいハンバーグ屋さん10選!」というタイトルなのに、記事の中では「新宿区のラーメン屋さん」を紹介していたらどうでしょう?
Googleからすると、この記事は渋谷区のハンバーグ屋を紹介しているのか、新宿区のラーメン屋を紹介しているのかわからないですよね。
こういう記事は基本的に上位表示しません。
なぜなら、情報として正確性がないからです。こんな記事を上位表示していたら、読者が混乱してしまいますよね。
Googleは検索ユーザーが検索したキーワードに一番当てはまるページを上位に表示したいと、日々アップデートを繰り返しています。そうしないと、Googleを使ってもらえなくなりますよね?
検索エンジンは無料で提供されている代わりに、検索結果に広告を表示するスペースを用意して、広告費で大きな利益を獲得しています。つまり、検索エンジンを使ってもらうほど、Googleは儲かるわけです。
だから、検索結果の精度の高さはGoogleの生命線です。「渋谷区 ハンバーグ」と検索して、新宿のラーメン屋が表示されたらユーザーに「Google使えねー!」って思われ使われなくなります。
それはGoogleが一番避けたいことですよね。
「渋谷区 ハンバーグ」などのキーワードで上位表示させたいなら、タイトルにキーワードを必ず入れて、記事本文の中では本当に美味しい渋谷区のハンバーグ屋さんの情報を書かなければなりません。
そうすれば、Googleに「この記事は渋谷区のハンバーグを詳しく紹介しているページだ」と認識してもらえ、上位表示するのです。
つまり、キーワード選定の目的は、
- 狙ったキーワードで上位表示させるため
- Googleにどのキーワードで上位表示させたいか伝えるため
- 読者にひと目でどんな内容の記事かを伝えるため
この3つにあると言えます。
そして、キーワードに対して適切なコンテンツを作ることで、ユーザーから信頼されそのページは評価されるのです。
初心者におすすめなキーワードは商品名?
さて、ここからグッと実践的な内容を書いていきたいと思います。
初心者の方にとって、キーワード選定は非常に難しい課題かもしれませんが、実はすごく簡単な選定方法があります。
それが、商品名キーワードです。
商品名キーワードとは、読んで字のごとく、「商品名+チョメチョメ」という複合キーワードで上位表示を狙うためのキーワードのことです。
例えば、ニキビ対策で有名な商品を例にすると「プロアクティブ」などがありますよね。
この商品名と一緒に検索されている複合キーワードを調査して、サイトを作り込んでいくやり方です。
例えば
「プロアクティブ+口コミ」
「プロアクティブ+効果」
「プロアクティブ+購入」
「プロアクティブ+送料無料」
のようなキーワードです。
商品名キーワードのメリット
- コンテンツが作りやすい
- 次から次へとキーワードが生まれる
- ユーザーの購買意欲が高い
商品名キーワードは、商品がすでに決まっているのでコンテンツが作りやすいです。なぜなら、その商品のことだけをリサーチすればいいからです。
また、特に美容系や健康食品系の商品なら次々と新商品が発売されますので、ライバルが少ない市場を狙えます。
そして、商品名で検索してくるユーザーは少なくともその商品に興味があり、購入しようか迷ってる、もしくは購入しようと決めてるユーザーなので、上位表示さえ出来てしまえば非常に売れやすいというメリットがあります。
商品名キーワードのデメリット
逆に、商品名キーワードのデメリットも把握しおきましょう。
- ライバルが猛烈に強いことがある
- プログラムが終了すればゴミと化す
- 認知度がなければ検索されない
商品名なんて誰でも思いつくキーワードですので、ロングセラーの人気商品を選定してしまえば、ライバルが強くて上位表示が叶わない場合があります。
また、1つの商品に特化しているので、その商品の販売元がアフィリエイトから撤退してしまえばせっかく作り込んだサイトがネット上のゴミとなってしまいます。稼いでる案件がいきなり終了すると、3日は落ち込みます。
そして、初心者がやりがちな失敗が、認知度の低いニッチすぎる商品を選んでしまい、上位表示はしたけれど誰にも検索されずアクセスが集まらないということがあります。
商品名キーワードで攻めるときのポイント
このメリットとデメリットから、初心者なら新商品で、ある程度認知度があるライバル不在の商品を探し出すことができれば、比較的早い段階で初報酬をゲットすることも可能です。
それに、商品名キーワードは初心者がキーワード選定を練習するのに適しています。なぜなら、結果がわかりやすいキーワードだからです。
上位表示しない=ライバルが強い、もしくはスキル不足。
上表示した=ライバルが弱い。
上位表示したのに売れない=認知度が低い、不人気商品
上位表示して売れた=いえええええいいいいい!!!!
このように、判断基準が明確なので、初心者がスキルを付けるのにうってつけだと思っています。
アフィリエイトは100発100中で稼ぐことなんてほぼできませんので、最初は数稽古で鍛えていかなければなりません。
最初から難易度の高いキーワード選定にチャレンジして、数10~100記事書いて不発に終わるより、細かいサイトを量産して稼ぐ感覚を掴んだ方が、その後の爆発力が凄まじかったりします。
実際、月収100万円以上稼いでるスーパーアフィリエイターの中には、商品名キーワードを横展開して稼いでる人たちも大勢います。
ある程度、商品名キーワードで稼げるようになると、ASPに実績を認めてもらい、特別単価を出してもらったり、新商品で広告が回るような案件を紹介してもらうと、より稼ぎが加速します。
ユーザーの検索意図を読み解く
検索エンジンを使うとき、人は必ずキーワードを入力します。そこから、ユーザーが何を考えているのか?を読み解く必要があります。
ここは非常に重要です。キーワードを考えるのではなく、検索ユーザーが何を考えているかを考えるんです。
例えば、先程例にした「プロアクティブ」で考えてみましょう。
「プロアクティブ 最安値」
「プロアクティブ 解約」
この2つのキーワードを見て、検索ユーザーの背景を考えてみてください。どちらが購入に近いキーワードでしょうか?
プロアクティブを最安値で買おうとしているという検索背景がありますので、当然、「プロアクティブ 最安値」で検索している人の方が購入に近いキーワードですよね。
逆に、「プロアクティブ 解約」で検索している人は、プロアクティブの解約方法を探していると予測できますので、どちらかと言えば「売れないキーワード」になります。
では、購入に近い「プロアクティブ 最安値」というキーワードでサイトを作れば、プロアクティブがバンバン売れるのか?というとそれを判断するのはまだ早いですよね?
前述した通り、月間推定検索回数を調べましょう。
「プロアクティブ 最安値」の月間推定検索回数
「プロアクティブ 解約」の月間推定検索回数
このように、購入に近い「最安値」というキーワードは検索ボリュームが少なく、「解約」の方が検索されているという結果になりました。
これがどういうことかというと、「プロアクティブを最安値で買えるところを探している人は少なく、解約方法を探している人の方が多い」ということです。
つまり、「プロアクティブ 最安値」というキーワードは売れそうなキーワードではあるけど、検索ユーザーがいない(少ない)ため、使えないキーワード、ということになりますよね。
関連キーワードをツールで調べる方法
商品名は簡単に思いつくキーワードかもしれないけど、複合キーワードはどうやって決めるの?と思った方もいるかもしれません。
そこで、おすすめの無料ツールをご紹介します。
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
このツールは、GoogleサジェストやYahoo!虫眼鏡、ヤフー知恵袋、教えて!Gooなどの情報を一括表示しれくれる便利なツールです。
検索ボリュームはわからないため、このツールとアラマキジャケを一緒に使うことで、無料でキーワードを攻略できます。
ここで表示された関連キーワードの中で、月間推定検索回数が多く、購入に近いキーワードを探していくとお宝キーワードが見つかります。
ぜひ、やってみてください。
また、こちらではライバルが少ないキーワードの探し方をご紹介しています。
お宝キーワードを見つけたい方は読んでみてください。